2011年05月17日

福山って、むし歯がね… その3

そのフッ素ってどこからやってくるのか、って気になりません?
私は気になりました。

あの図(3歳児むし歯有病者率地図)を見続けて、
あることに気がつきました。

「なぜ長野より東はむし歯率が多くなってくるのだろう?」
「なぜ北四国と南四国で差があらわれるのだろう?」
「なぜ和歌山とそれ以北で差が出るのだろう?」

そういえば、中央構造線糸魚川静岡構造線で分かれる気が…

もしかして、地質の影響? で、調べてみたら…はい、ありました。

なんと、花崗岩でした。


kakougan










3yCaries










(健康行動のとる人が多いとか、他にも複数の要因がありますが、)
水道水中のフッ素が3歳児のむし歯の地域格差の
主原因の一つであり、それが比較的高濃度のフッ素を
含む性質がある花崗岩に由来するというものです。
これが晴佐久論文2011なわけ。

これを見つけるのに、日本水道協会(東京)と
岡山大学図書館と北海道立図書館まで行きました。
学会の出張ついでに。我ながらアホや…

なかなか面白かったでしたよ。
何となく、世界地図を見続けて大陸移動説を思いついた
アルフレート・ヴェーゲナーみたいな気分になって。
最初資料を見せたとき、筆頭著者たちも驚いてましたし。

でも、平成18年版水道統計(ン万円)の本を買った時には
さすがに妻にあきれられました…
(共著に連なっているんだから、いいじゃん!)

ということで、結論、

何も考えなくても、そこに住んでいるだけで
みんなのむし歯が半減以下になる

そんな日がいつか来るといいですね。

続き物を最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。



yobou_no1 at 02:10│ 予防歯科