ワールドカップ

2011年07月09日

め組の大吾 に学ぶ

(長い文章なので、ゆとりのある時にお読みください)

私の好きなマンガに「
め組の大吾」というのがある(全20巻)。

幼いころに自宅の火事に遭い、消防士に救われた主人公、
朝比奈大吾。

都市開発で急成長を遂げつつある千国市の消防官として
採用されたものの、配属された先はめったに火の出ない
めだかケ浜出張所、通称“め組”。

しかし、そこに勤務するのは、伝説の消防隊員 五味所長を
はじめとする一流の消防士たち。主人公はそこで様々な火災
・災害、そして恐怖を体験し、成長する。

土壇場での機転とひらめきで、数多くの要救助者を救い、
やがてはレスキュー隊員となり、
「世界最高のレスキュー隊員」と
言われるほどの隊員に
成長していく物語。


ここで出てくるキャラのセリフは、いろいろ考えさせられる
ことが多い。特に最終巻には、いい言葉が出てくる。

特殊救助隊(レスキュー)の資格を得た大吾とその同期の
仲間たちが、居酒屋で打ち上げをしていた時の場面。
消防官として言ってはならない、この一言を吐露してしまい、
その直後、仲間の一人と大喧嘩となってしまう。

災害を0にしたい しかし地球上から本当に災害が
 なくなれば、自分は誰からも必要とされなくなってしまう

(第14巻)

「災害」を「病気」と置き換えれば、自分の事か?と思ってしまう。

病気の治療と消火・救急の仕事については似ている点が
多いような気がする。

才能や技術を望まれながらも 心の奥では
才能を発揮しなくてすむ世の中を 人々は願っている。 
その才能・技術が発揮される その時点で人々の悲劇。 

だから予防(再発予防)を進めるわけだが・・・
しかし・・・

“普通”なら、きちんと効果の出る予防歯科を
進めてしまったら、病気が減ってしまう。

でも、いいや。祝福は必ずある。
できる仕事はいっぱいあるはずだから。


NYの地下鉄崩落事故でレスキューを求められ、現場に
向かうときの大吾のパートナー、甘粕の言葉、

目的”を、”夢”を実現する人間って一体何が違うと思う?
 
例えば、サッカーで国の代表になり、ワールドカップで
 得点王になった英雄。彼らはいったいいつの時点で
 自分がそうなれると思ったのか…でも、それは違う
 のかもしれない。

 ある時に『俺はそうなれるかも』と気づくんじゃなくて、
 『俺はワールドカップの得点王になれないかも…』
 なんて、最後まで考えたことすらない奴が、本当に
 ワールドカップの得点王になってしまう
んじゃないかって。

 “自分はそうなれる”と信じているうちは、どんなことだって
 “可能性”だけは常に残されている。

 “自分を信じる力”が消えない限り、
 おまえは救助(レスキュー)を続けられる。」
(第20巻)

いやー、励まされます。最近、モチベーションアップや
啓発の本がいろいろ出ていますが、
すでに1999(平成11)年時点で
私は目にしていたのですね… 身についてないなー…

自分が無理というならば できる範囲で 
子どもや家族のために やってみよう
というのもいいかもね。


そして最終回。数年後、五味所長が市の消防局長として
就任し、市の全消防員の前で所信表明の挨拶を
したときの言葉、

ミナサンの好きなものは何ですか?
 “災害”にエネルギーを吸い取られる人生なんて
 まっぴらごめんだ。
 住む人が好きなことに情熱(エネルギー)の全てを
 かたむけられる。そんな街にしよう。“め”でたい街に!! 
 俺も頑張る!! 力を貸してくれ!!」

深イイお言葉です。自分の仕事の幅やスケールが拡がりますね。
治療はあくまで手段、目的じゃない。
もちろん手段の精度は極めるのは当然ですが。

治療を受けることで 予防処置・メンテナンスを受けることで
説明を受けることで イベントだって 掲示物だって
診療を支えるバックヤードの仕事だって 
とにかく 私たちがここで仕事をすることで 
その人が そして自分たちが より幸せな生活を送ることに 
つながれば… 

難しいけど 道半ばだけど きっとできる 信じる限り

さあ、もう少しで夏休み 夏の課題読書にいかが?

以上、「マンガもりっぱな啓発書!!」 と
数百冊に及ぶマンガ所蔵を正当化しようとしている
(妻と所蔵マンガ冊数を争っている。 いいかげんスキャンして
 ペーパーレスにしろ!ってか?)
デンタルクリニック東陽台 大石でした。





yobou_no1 at 05:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)